今日は、ちとボヤいてみます。
マニアック度高いですが・・・
先月のトウキョウ弾丸ツアーの最大の目的・・・
―歌舞伎―
現在、東京:歌舞伎座は建て直しを来年5月に控えてのさよなら公演中。
そのため、二度と見られないかもしれない程、
レアな配役と演目を公演中。
特に11月は、お気に入りの片岡仁左衛門の、通し狂言「忠臣蔵」。
しかも、中村勘三郎、松本幸四郎、尾上菊五郎、中村芝翫などの豪華な顔ぶれ。
迷わず、チケット発売日に即予約。しかも、花道のすぐ横をゲット。
国内時差ボケを起こしながら、がっつりひとり歌舞伎。
やっぱり舞台というのは、役者とお客様のライブのやり取りがたまらない。
自分の仕事もある意味、ライブのやり取り。
たった一度、その日、その場でしか流れない空気がある。
だから、好きなのかもしれない。
100年以上、人間と人間の間で伝承されてきた歴史の背景に、
今の役者の、今の表現が重なり、今を生きる自分に訴えかけるもの。
継承する者の責任を背負った、プロ意識の高さ。
女人禁制の舞台だからこそ染み出る男の色気。(特に見得切りの一瞬!!)
引き継がれてきた江戸時代の粋。
着物の柄や色使いのセンス。
この演目を上演するために、役者が掛けた時間と鍛錬の重み。
やたら落ち着く、歴史を感じる歌舞伎座の内装の様式美。
この、建て替えの最高のタイミングに生まれ、歌舞伎に興味を持ち、
観劇する事ができたことに感謝。
そして、翌日の出勤時に、ボスより無料支給される、
時差ボケ解消アフターケアの最高ランクの栄養剤もまた魅力的。
(素敵な上司です!)